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ー表記内容ー
台本名 | 当ページのタイトル |
作者名 | 紺乃未色(こんのみいろ) |
サイト名 | フリー台本サイト「キャラコエ」 |
台本URL | 当ページのURL |
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概要
カテゴリ | 練習用台本(一人) |
---|---|
キャラクター | 女性・20代 |
ジャンル | 現実世界 |
設定 | 主人公の少女は、森のなかで道に迷ってしまう。声をかけてきたのは、森に住む魔物だった。 |
注意 | このストーリーはフィクションです。実在する人物や団体、出来事などとは一切関係がありません。 |
以下の台本と対になっています。
練習用台本「森のなかの少女」
シーン①
こ、こんにちは。
あのね、ママがね、ここで待っていてねって言ったの。
でもね、ぜんぜん帰ってこなくって。
ママ、迷子になっているかもしれないから、探しに行こうと思ったの。
ほら、もうお日様があんなに低いところに……。
このままじゃ、真っ暗になってしまうわ。
シーン②
ねえ。
さっさ、森に詳しいって言ってたけれど、
あなたはここでなにしてるの?
ひょっとして、この森に住んでるの?
シーン③
湖のほとりにおうちがあるの?
へえ。いろんなものが獲れて素敵ね。
わたしもいつか、あなたの住んでいるところに行ってみたいわ。
お魚も好きだし、おいしいお水も最高だもの。
それから、木の実は、パンの生地に練り込むと美味しいわ。
そう、ママが言っていたの。
……ママ。どこに行っちゃったのかしら。
うう……ママ……。ママ……。うわーん。
シーン④
グスッ……。あ、ありがとう。
ちょうどお腹も空いてきたし、あなたのおうちでお世話になるわ。
その、綺麗な光景も見てみたいし。
わたし、エリっていう名前なの。
あなたは?
シーン⑤
あなた、魔物だったのね。
どうりで、不思議なかっこうをしていると思ったわ。
それなら、うーん。
あ! そうだわ。
ルビーって呼ぶわ。
シーン⑥
いいえ。昔、買っていたオウムの名前なの。
どうしてか、今、思い出したのよね。
とっても頭の良い子だったんだけど、一年前にどこかに飛んで行ってしまったのよ。
シーン⑦
正解よ!
ねえ! ルビーったら、うちのルビーを知っているの?
まさか、会ったことがある?
シーン⑧
そうと決まれば、さっそくあなたのうちに行かなくちゃ!
ルビーと再会できるなんて、思ってもみなかったわ。
あ! あなたの名前は、あとでもう一度考え直すわね。
ルビーが一人と一匹じゃ、ややこしいもの。