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ー表記内容ー
台本名 | 当ページのタイトル |
作者名 | 紺乃未色(こんのみいろ) |
サイト名 | フリー台本サイト「キャラコエ」 |
台本URL | 当ページのURL |
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概要
カテゴリ | 練習用台本(一人) |
---|---|
キャラクター | 女性・20代 |
ジャンル | 現代ファンタジー・SF |
設定 | 目が覚めると、主人公は真っ白な部屋のベッドの上にいた。そこに一人の研究者のような男があらわれる。 |
注意 | このストーリーはフィクションです。実在する人物や団体、出来事などとは一切関係がありません。 |
練習用台本「白すぎる部屋」
シーン①
真っ白な天井……。ここは……?
え、なに? ベッドの上?
あたし、どうしてこんなところに?
えっとたしか、久しぶりにミカと会って買い物してて、はぐれたんだっけ。
それで電話して、近くのカフェで合流しようとして……。
そうだ! 後ろから誰かに襲われたんだ。
頭をなにかで殴られたような気もする。
とにかく、ここがどこか調べなきゃ。
う、体が重くて起き上がれない。このままじゃまずいわ……。
これは! 誰かの足音? どうすればいいの?!
シーン②
いったいどういうことなの?!
あたしが人間じゃないって?
あのねえ、心臓はちゃんと動いているし、肌だって温かい。
お腹も空くし、汗だってかくわよ。
いいかげんにして!
ほら、こんなふうに怒りだって覚えるもの。
あたしが人工人間だんて、バカげた話だわ。
シーン③
ああ、もう……。
頭がいたくなってきたわ。
つまり、あなたは、あたしが研究対象だっていいたいのね。
それで、実験が済んだから、こうやって回収しにきたと。
かりに……、かりによ、百歩譲ってあなたの言葉が正しいとするわ。
いったいなんの研究をしているのかしら?
さぞかし素敵な内容なんでしょうね。
シーン④
研究テーマは「人工人間と感情」ねえ。
ふん。それなら、大成功じゃない。
あたし、この通り、今とっても怒っているもの。
頭から煙が出るんじゃないかってくらいにね。
とまあ、へたな冗談を言ってる場合じゃないわね。
そろそろあなたの妄想に付き合うのも飽き飽きしてきたわ。
警察呼ぶわよ。警察!
あたしの携帯、どこにやったの? 返してちょうだい。
シーン⑤
な、そのドライバーはなんなの?
待って! それ以上近づかないで!
あたしは人間よ! 人間なの!
誰か! 助けて! 殺されるわ!
ねえ、お願いだからこないでってば……。
あたしは、にんげ、、ん、な、、、の……。