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ー表記内容ー
台本名 | 当ページのタイトル |
作者名 | 紺乃未色(こんのみいろ) |
サイト名 | フリー台本サイト「キャラコエ」 |
台本URL | 当ページのURL |
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概要
カテゴリ | 練習用台本(一人) |
---|---|
キャラクター | 占い師(男性・女性) |
ジャンル | 現実世界・奇妙 |
設定 | 占い師(呪術師)は、憎しみの感情に苛まれている男性へと声をかける。 |
注意 | このストーリーはフィクションです。実在する人物や団体、出来事などとは一切関係がありません。 |
練習用台本「呪いの魔術の代償」
シーン①
そこのおにいさん。
ええ、ええ。あなたです。
ふふふ。ちょいとこちらへ。
そんなに警戒しなくとも、大丈夫です。
ふふふ。あなたのなかに、ひどい憎しみの色が見えます。
心当たりがあるのではないでしょうか?
シーン②
その恋人を盗んだ男が憎くてたまらないと。
ええ、ええ。よーくわかります。
この百年、あなたのような方をたくさんみてきましたから。
それはそれはもうたくさん。
ふふふ。私は表向きはしがない占い師。
けれども、必要とあらば、呪術師にもなれるのです。
シーン③
呪いをご希望されると?
そんなに簡単に決めてよろしいのですか。
古今東西(こきんとうざい)こういうではありませんか。
呪いには代償がつきものと。
ふふふ。
ああ、言っておきますが、お金には興味がありませんよ。
まあ、お金でないならよろしいとばかりに、より強く呪術の力を求める方もいらっしゃるのですが。
あなたはどうします?
シーン④
ふふふ。契約成立ですね。
それでは、呪いたい者の名をこちらに書いていただけますか?
ご安心くださいな。
この彼のもとには、一週間以内に災いがおとずれるでしょう。
おや? いい笑顔ですね。
よほど、憎かったとみえる。
シーン⑤
それでは次はあなたが対価を支払う番です。
ふふふ。こちらの水晶に手をあてていただけますか。
おや? どうされました? 約束を破る気で?
そうそう。上出来です。
ふふふ。このまま、あなたを吸い込んでしまいましょう。
呪いの代償、それは魂。
ふふふ。いいですね、その表情。
聞かれなかったから答えなかったまで。
もう、後戻りはできませんよ。
シーン⑥
ふふふ。人を呪わば穴二つ。
どうしてこうも、有名な言葉を気にしないでいられるのでしょう。
おろかな者ばかり。
まあ、だからこそ、私はこうやって力を増やし続けられるのですが。
……さあ、次の獲物を探しに行かなくては。