練習用台本(1人)

【練習用台本】10年前の僕にお願いがあるんだ【男性・20代】

【練習用台本】10年前の僕にお願いがあるんだ【男性・20代】
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台本を利用するときのルール

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ー表記内容ー

台本名 当ページのタイトル
作者名 紺乃未色(こんのみいろ)
サイト名 フリー台本サイト「キャラコエ」
台本URL 当ページのURL

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概要

カテゴリ 練習用台本(一人)
キャラクター 男性・20代
ジャンル 現実ファンタジー
設定 主人公は10年前の自分に会いに行く。とあるお願いをするために。
注意 このストーリーはフィクションです。実在する人物や団体、出来事などとは一切関係がありません。

以下の台本と対になっています。

関西弁バージョンもあります。

練習用台本「10年前の僕にお願いがあるんだ」

シーン①

うわあ。懐かしいなあ。
ええっと、タイムマシンに登録したのは10年前だったから、十五歳ってことになるのか。
中学生? いや、そこにある制服は高校のときのだな。

入学して、まだあまり経ってない頃か。

あー、うん。
希望の高校に受かったものの、
友達いなくてうんざりしてる時期ってことだな。

シーン②

あれ? だって、まだ友達がひとりもできてないのは本当のことじゃない?
あ! 大丈夫、大丈夫。

そのうちちゃんと、気の合う奴ができるからさ。
そう遠くない未来に。

シーン③

うーん。まだ、信じてくれないか。
どうしよう。キミのことを当ててみようか。

そうだね。誕生日は、八月十九日。

血液型はO型。ただ、A型によく間違われる。

好きな食べ物はカラアゲ。苦手な食べ物はピーマン。
中学時代の部活は、テニス部。あ、でも、本当は帰宅部がよかった。
でも、中学校のルールで、ぜったいに部活に入らなきゃならなかったんだ。

そうでしょ?

シーン④

あ、やっと少し信じてくれたかな。

ええっと、忠告ってほどじゃないんだけど、
ちょっと伝えておきたいことがあってね。
聞いてくれる気はあるかい?

シーン⑤

残念ながら、キミの妄想ではないんだよね。
僕はたしかに2022年の5月にやってきたんだ。2032年の5月からね。
それで、理由なんだけど、

キミにとって、今から1ヶ月くらい後かな、クラスメイトの七瀬さんと仲良くなるはずだ。
ほら、ショートヘアをしていて、リボンをつけてる子だよ。

シーン⑥

なんか、やけになってない? まあ、いいか。
それで、夏頃には七瀬さんから告白される。

好きです、付き合ってくださいって。

シーン⑦

その告白を断らないでほしいんだ。
……ちょっと、なにその顔? 僕は真剣だよ。

深刻なんだよ。
この年になっても、彼女の一人もできないんだから。
やり直すとしたら、もうこのタイミングしかない。

え? ため息?
僕は冗談で言ってるわけじゃないんだ。
第一、ふざけるような性格でもない。それは、キミが一番よく知ってるだろ?