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フリー台本【短いバージョン③】
短いフリー台本(原稿):小さなモンスター
おい! そこの人間!
無視するな!
おれさまのことが見えてないのか? うそだろ?
オレと勝負するってか?
悪いが、見てわかる通り、そんなに暇じゃないんだ!
さっきから食べてるだけだって?
ばかやろう。食事は生きる上で欠かせないことなんだ。
僕は、できそこないのモンスター。
だあれも相手にしてくれない。
あてもなく、人間界をさまよっているだけ。
そんなとき、あの人に出会ったんだ。
短いフリー台本(原稿):死神
よう。じいちゃん。
俺のこと見えるだろ?
そうだ、あんたは死んだんだ。
……ずいぶんと、清々しい表情をするんだな。
はあい♪
あたいがあんたを世話する死神だよ。
ラッキーだったね。こんな美人が担当でさ。
なんだい? 辛気臭い顔しちゃってさ。
ほら、行くよ。
次の人生に向けて、出発進行~♪
くっそー。こんなめんどくさい仕事、してられっか。
魂を迎えにいく。ごねられる。説得する。つれていく。
これの繰り返しじゃねえか。
俺は、カウンセラーじゃないっての。
短いフリー台本(原稿):幽霊
学校の七不思議ってのが、生徒たちのあいだでウワサされてるんだってさ。
……ひょっとして、人体模型のあんたのことじゃないのかい? くはは! ウケる!
ええ? あたいだって?
まさか! あたいは、人のいない音楽室でピアノを弾いてるしがない幽霊さ。
おやおや。
また、人間のお客さんがやってきたのかい。
こんな山奥の小さな家に迷い込んでくるなんて、かわいそうに……。
早くなかに入って焚火にあたるといい。
大丈夫、ここは安全なところだよ。
水も、それから食べ物もある。
そこの可愛いお嬢さん、どうして泣いているの?
こんな夜の公園で……。
一人ぼっちで寂しいの? あたしと一緒だね。
ほら、涙を拭いて。よかったら、話をしてごらん。
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